お店の屋号など、文字情報が多い看板がほとんどの中、周囲のお店とは異なるタイプの看板を制作することで差別化を図りました。
1.打ち合わせ
新規オープンに伴い1~2階間の欄間にレリーフタイプの立体看板を取り付けたいという要望がありました。当初は「中国のかぶり面」と料理の看板を希望されていましたが、打ち合わせを重ねるうちに変更になりました。
2.現場調査
既存の看板撤去後に壁面に化粧タイルがなくなってしまう場所があるので、そこをカバーするサイズの看板を作る必要があることがわかりました。壁面にやや湾曲があったため、デザインにも工夫が必要となりました。
3.サインプラン提案
文字情報が中心の多くのライバル店と差をつけるため「笑顔のコックさん」をモチーフにした看板をご提案しました。中華料理店らしさをアピールするため、周囲には北京ダックや伊勢海老を使った料理を配置しています。
4.施工
昼間は多くの人で賑わっている為、看板の施工はお店の前の道路使用許可を取り、夜間から早朝にかけておこないました。
5.完成
ほかの店舗に比べて親しみやすさの感じられる「笑顔のコックさん」の立体看板は、中華街で一際目を惹く看板となりました。細部の修正が多い事例でしたが、その依頼主様の「こだわり」がいい看板を生んだのだと思います。
6.効果
同じような看板が多く並ぶ中華街において、一際目立つ圧倒的な存在感を示すことに成功しました。