今回のブログでは、『看板デザイン・アイデアラボ』の代表的な仕事をご紹介致します。
2015年に設置した「アイラブ歌舞伎町」の看板です。
設置してから10年経ちますが、テレビ、雑誌などさまざまなメディアにこの看板が新宿のランドマークとして登場しました。
2015年に設置した「アイラブ歌舞伎町」の看板です。
設置してから10年経ちますが、テレビ、雑誌などさまざまなメディアにこの看板が新宿のランドマークとして登場しました。
歌舞伎町は、戦前・戦後の都市計画家で東京都建設局長だった石川栄耀 氏(1893-1955)が、戦後に健全な盛り場の発展を目指し、「景観の封閉」を主眼とした設計を指導しました。「景観の封閉」とは、「あえて見通しの良い交差点などを作らないことで、周囲のどこを見ても盛り場にいるような感覚を作り出す手法」のこと。そのため、歌舞伎町はT 字路の街路がベースとなっています。
下記は石川栄耀氏の言葉です。
社会に対する愛情、これを都市計画という
( 石川 栄耀 )
「アイラブ歌舞伎町」の看板は石川栄耀氏の思想をオマージュし、景観が街に閉じ込められた歌舞伎町において絶好のロケーションポイントといえるT字路突き当たりの壁面に設置。
都市にノイズを注入するイメージをコンセプトに、歌舞伎町の猥雑でエネルギッシュなイメージを想起させる赤色の砲弾型LEDを用いて、点滅による演出も取り入れました。
「看板に愛、人に笑顔、街に幸せを」と念じて作った看板です。